紅 kure-nai 感想

電波的な彼女が面白かったので、その派生作品らしい紅を1話から視聴
プレスコやら全体的な作画レベルやら、技術面で良質な作品だったが
一番1話としての質が高かった割に、物語に接点のなかった6話はなんだったのか
紅香の「遊びの要素が少ない」=「スタッフの遊び心が足りない」ということか
全話見る気がない人は6話だけ見てもそれなりに楽しめるかもしれない
しかし、揉め事処理屋という設定はあまり活かされていなかったかな
未読だが、これ原作は揉め事処理屋として依頼を解決していく話なんじゃなかろうか
それこそ、電波的の様々な猟奇事件を解決していく柔沢ジュウの様に
その6話を区切りに、真九郎と紫が打ち解けていく5話までから
一転して最終話へ向けての伏線張りが始まる
7話では紅香らの目的である恋をテーマにしたストーリーを展開し
8話では五月雨荘の住人たちとの思い出作りをしつつ、九鳳院家も紫を見つけ動き始める
それ以降は、紫救出のための戦闘が多くなっており
バトルアニメと化してしまっている(戦闘狂女の登場のせいでもある)
犠牲のもと、武力を持って紫の元に辿りついた真九郎たちだが
7歳児との駆け落ちが許されるわけもなく、長男を痛めつけて終わり
父親を改心させ、屋敷内における紫の自由を取り戻すことはできたものの
いつかまた会えるその日までENDには釈然としない視聴者もいただろうな
作品全体としてみると電波的な彼女の方が面白かったかな
日常回の作り込みや、ギャグのテンポは見ていて楽しかった